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2024年03月25日
心不全における線維化の遺伝子発現制御メカニズムを解明
薬学部分子病態学分野の刀坂泰史講師、森本達也教授らの研究グループは、心不全における線維化の遺伝子発現制御メカニズムを解明しました。本成果は、Nature 関連誌の総合科学ジャーナル『Nature Communications』(Impact Factor: 16.6)に3月19日付けで掲載されました。
2024年02月21日
タンパク質を効率的に修飾できる酵素「AcSE5」を開発(共同プレスリリース)
食品栄養科学部の中野祥吾准教授、伊藤創平准教授、千菅太一助教、宮田梓さん (博士前期課程2年)、神戸彬光さん (研究当時: 博士前期課程2年) および愛媛大学の竹田浩之准教授らの研究チームは、独自のアミノ酸配列データマイニング法と祖先配列再構成法を融合した手法を用いて、タンパク質連結酵素である祖先型ソルターゼE (AcSE5) の開発に成功しました。
2024年02月01日
アジア最大の強皮症全ゲノム関連解析(共同プレスリリース)
理化学研究所の寺尾知可史チームリーダー(静岡県立総合病院臨床研究部免疫研究部長、静岡県立大学薬学部ゲノム病態解析講座特任教授)らの共同研究グループは、難治性全身性自己免疫疾患の全身性強皮症(SSc)におけるアジア人最大規模の全ゲノム関連解析(GWAS)を行い、新規疾患関連一塩基多型(SNP)を同定し、病態形成における機能を解明しました。
2023年12月06日
抗生物質生産菌が自身の生産する抗生物質で死滅しないメカニズムを解明
薬学部の渡辺賢二教授、橋本博教授、佐藤道大准教授、原幸大准教授のグループは、抗生物質生産菌が自身の生産する抗生物質で死滅しないメカニズムを解明しました。本成果は、化学分野において最も権威のある国際化学雑誌『Journal of the American Chemical Society』(Impact Factor: 16.383) 電子版に12月5日付けで掲載されました。
2023年11月07日
脂肪肝の重症型である非アルコール性脂肪肝炎に対する腸内細菌代謝物の効果とメカニズムを解明
大学院薬食生命科学総合学府栄養生理学研究室の細岡哲也准教授、伊美友紀子助教、笠原南々帆大学院生らの研究グループは、Lactobacillusに代表される乳酸菌などの腸内細菌によって食事脂質由来のリノール酸から産生されるHYA (10-hydroxy-cis-12-octadecenoic acid)と呼ばれる代謝物が、脂肪肝の重症型である非アルコール性脂肪肝炎を改善することをマウスを用いた研究により明らかにしました。
2023年10月31日
本土と琉球列島における自然選択の痕跡(共同プレスリリース)
琉球大学大学院医学研究科の松波雅俊助教、今村美菜子准教授、木村亮介教授、前田士郎教授、理化学研究所生命医科学研究センターの劉暁渓客員研究員(静岡県立総合病院研究員)、寺尾知可史チームリーダー(静岡県立総合病院 免疫研究部長、静岡県立大学 特任教授)、国立長寿医療研究センターの尾崎浩一部長らの研究チームによる研究成果が、進化生物学の学術雑誌「Molecular Biology and Evolution」誌に掲載されました。
2023年10月18日
植物の種子の寿命を決めるタンパク質の発見 ー高品質な種子の開発に貢献ー
食品栄養科学部環境生命科学科の田村謙太郎(准教授)、大石歩(研究当時学部4年生)、中川志都美(実験等補助員)らの研究グループは、植物の種子の寿命に関与する「Nup50」タンパク質を発見しました。この発見はイギリスの科学雑紙『Journal of Experimental Botany』の電子版に発表されました。
2023年09月20日
発育性股関節形成不全の遺伝的リスクが変形性股関節症発症へ与える影響を解明(共同プレスリリース)
九州大学大学院医学研究院の吉野宗一郎大学院生、中島康晴教授、山口亮介助教、田中秀直大学院生、理化学研究所の寺尾知可史チームリーダー(静岡県立総合病院免疫研究部長、静岡県立大学特任教授)、同センターの池川志郎チームリーダー(研究当時)らの共同研究グループは、発育性股関節形成不全の患者様から聴取した詳細な家族歴や発症年齢、治療歴などの情報を解析し、発育性股関節形成不全の遺伝的リスクが強いほど変形性股関節症の発症や進行が早まることを明らかにしました。
2023年07月19日
脊柱後縦靭帯骨化症の発症原因の一端を解明 -日本人を対象とした世界最大規模のゲノム解析-(共同プレスリリース)
理化学研究所の小池良直客員研究員(北海道大学大学院医学研究院整形外科学教室)、寺尾知可史チームリーダー(静岡県立総合病院免疫研究部長、静岡県立大学特任教授)らの共同研究グループは、日本人を対象にした大規模なゲノムワイド相関解析(GWAS)を行い、脊柱後縦靭帯骨化症(ossification of posterior longitudinal ligament:OPLL)の発症に関わるゲノム上の新しい疾患感受性領域(遺伝子座)を同定しました。
2023年07月10日
富士山噴火に備えたマグマ活動監視に新手法(共同プレスリリース)
静岡県立大学グローバル地域センター自然災害研究部門の楠城一嘉特任教授の研究グループは、富士山直下で起きる地震のデータ処理に基づきマグマ活動を監視する新手法を開発しました。富士山の観測体制拡充に貢献できる点で、火山防災上、重要な研究です。この成果は2023年6月30日(日本時間)に英科学誌『Scientific Reports (サイエンティフィック?レポーツ)』の電子版へ掲載されました。