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2025年度研究ハイライト一覧


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2025年12月04日
哺乳類の気管上皮細胞と嗅神経細胞が持つ繊毛の方向性と膜の独立性を保つ仕組みを解明(共同プレスリリース)
東京農工大学大学院工学府生命工学専攻の酒井敬史大学院生と同大学院工学研究院生命機能科学部門の篠原恭介教授、静岡県立大学食品栄養科学部の林久由准教授らの国際共同研究グループは、哺乳類のモデル生物マウスにおけるTppp3遺伝子の機能を解析する事によりこれまでに知られていなかった気管上皮と嗅上皮の組織にある繊毛細胞が正確な方向性と繊毛膜構造の独立性を獲得する仕組みを明らかにしました。

2025年11月13日
酵素的anti-Baldwin則による梯子状ポリエーテル生合成メカニズムを解明
本学薬学部の渡辺賢二教授、佐藤道大准教授、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のケンダール?ハウク(Kendall Houk)教授のグループは、縮合環状ポリエーテル構造の生成における酵素反応anti-Baldwinエポキシド開環カスケードの位置選択性を量子力学計算とAIを用いることで世界で初めて解明することに成功しました。

2025年10月09日
植物の"武器庫"の形と機能を維持する仕組みを発見 -害虫に強い作物開発へ期待-
静岡県立大学大学院薬食生命科学総合学府博士前期課程修了生の池田誌花さん、鈴木利幸実験等補助員、中川志都美実験等補助員、食品栄養科学部の三好規之教授、田村謙太郎准教授らの研究グループおよび、京都大学大学院の大坪卓さん、嶋田知生講師、フランスのクレルモン?オーベルニュ大学のVanrobays Emmanuel准教授、Tatout Christophe教授らは、植物が害虫から自分を守るための新しい仕組みを発見しました。

2025年09月24日
【月桂冠総合研究所×静岡県立大学】低アルコールが引き出す、日本酒の吟醸香 香りの感じ方の変化を嗅覚受容体レベルで解析(共同プレスリリース)
月桂冠株式会社(社長?大倉治彦、本社?京都市伏見区)総合研究所と、静岡県立大学(篮球竞彩app下载?今井康之、静岡県静岡市)の伊藤圭祐准教授?寺田祐子助教(所属:静岡県立大学大学院 薬食生命科学総合学府 食品化学研究室)は共同研究により、アルコールが日本酒の吟醸香の感じ方に与える影響を、官能評価と嗅覚受容体応答評価の両面から調べました。

2025年08月27日
トランス脂肪酸が老化?炎症を促進する分子メカニズムを発見(共同プレスリリース)
東北大学大学院薬学研究科の小島諒太大学院生、平田祐介准教授、松沢厚教授らの研究グループは、同研究科の佐藤恵美子准教授、帝京大学薬学部の濱弘太郎准教授、横山和明教授、静岡県立大学薬学部の滝田良教授、岩手医科大学薬学部の野口拓也教授らとの共同研究により、最も主要なトランス脂肪酸であるエライジン酸が、DNA損傷の際に起きる細胞老化および炎症を促進することを発見しました。

2025年08月06日
抗生物質の活性を高める新酵素を発見 ?AIを活用した構造最適化により酵素機能強化にも成功?(共同プレスリリース)
薬食生命科学総合学府 博士前期課程2年の小澤日華里さん、博士前期課程修了生の宮田梓さん、食品栄養科学部の三好規之教授、伊藤創平准教授、藤浪大輔助教、および生命創成探究センター/分子科学研究所の林成一郎博士研究員、加藤晃一教授らの研究グループは、抗生物質の活性を高める新たな技術を開発しました。

2025年08月05日
腸内細菌の代謝分子が小腸のリンパ組織パイエル板で免疫応答を増強するしくみを解明
薬学部免疫微生物学分野の梅本英司教授、中西勝宏助教らの研究グループは、腸管での獲得免疫応答に重要なパイエル板において、腸内細菌代謝物であるピルビン酸が貪食細胞のM細胞への樹状突起伸長を促進し、効率的な病原性細菌の捕食および獲得免疫応答誘導に寄与することを解明しました。

2025年07月30日
祖先酵素との融合がモジュール型ポリケタイド合成酵素の構造解析を可能に(共同プレスリリース)
静岡県立大学食品栄養科学部の伊藤創平准教授、中野祥吾准教授、千菅太一助教らは、祖先配列再構成法をモジュール型ポリケタイド合成酵素(PKS)に初めて適用することで、その立体構造決定を可能とする新たな立体構造解析法を開発しました。

2025年07月11日
心筋細胞肥大における遺伝子発現制御メカニズムを解明
薬学部分子病態学分野の刀坂泰史准教授、森本達也教授らの研究グループは、心不全に伴う心筋細胞肥大における遺伝子発現制御メカニズムを解明しました。本成果は、生物医学分野において権威のある国際雑誌『Journal of Biomedical Science』(Journal Impact Factor: 12.1)に7月6日付けで掲載されました。

2025年07月09日
重症喘息治療薬の有効性予測マーカーの同定 -血中マイクロRNAを用いた新たな治療選択の可能性-(共同プレスリリース)
信州大学大学院医学系研究科の平井啓太准教授(医学部附属病院 薬剤部)、静岡県立総合病院 白井敏博副院長(呼吸器内科)、静岡県立大学薬学部 伊藤邦彦教授らの研究グループは、重症喘息治療薬である抗インターロイキン5受容体モノクローナル抗体(ベンラリズマブ)の有効性を予測する血中マイクロRNAマーカーとして、has-miR-7-5pを同定しました。

2025年07月07日
計算化学を駆使してケトンの新規光触媒機能を発見 ?カルボン酸の新たな分子変換技術が医薬品探索研究を推進?(共同プレスリリース)
薬学部の山下賢二助教、佐野颯博士後期課程学生、後藤祐希博士前期課程学生、濱島義隆教授、および北海道大学総合イノベーション創発機構化学反応創成研究拠点(WPI-ICReDD)の林裕樹特任准教授らの研究グループは、ケトンの新規光触媒作用を見出し、カルボキシラジカルを効率的に調製する手法を開発しました。

2025年07月01日
日本人のアルコールの効き方、3タイプに分類可能 -若年日本人を対象とした包括的遺伝解析から解明-(共同プレスリリース)
理化学研究所(理研)生命医科学研究センターゲノム解析応用研究チームの寺尾知可史チームディレクター(静岡県立総合病院免疫研究部長、静岡県立大学特任教授)らの共同研究グループは、日本人のアルコール反応性に着目し、健常な若年成人を対象に包括的なクラスタリング解析を実施しました。

2025年05月26日
伊豆半島東部のマグマ活動の推定に成功(共同プレスリリース)
静岡県立大学グローバル地域センター自然災害研究部門の楠城一嘉特任教授、東京大学地震研究所の行竹洋平准教授、統計数理研究所の熊澤貴雄特任准教授の研究グループは、伊豆半島ジオパーク学術研究助成(美しい伊豆創造センター)を得て研究を実施し、伊豆半島東部で起きる地震のデータ処理に基づきマグマ活動の推定に成功しました。

2025年05月12日
マグネシウムイオンが筋幹細胞を活性化 -骨格筋の再生促進による健康長寿延伸に期待-
薬学部統合生理学分野の原雄二教授、平野航太郎助教のグループは、骨格筋の再生を担う筋幹細胞(筋衛星細胞)におけるマグネシウムイオンの流入が筋衛星細胞の活性化を誘導する最初のステップとなり、筋再生を引き起こすことを見出しました。

2025年05月07日
糖尿病による心臓病の発症原因を解明(共同プレスリリース)
神戸大学大学院医学研究科立証検査医学分野の長尾学特命准教授、篠原正和教授(分子疫学分野併任)、静岡県立大学大学院薬食生命科学総合学府栄養生理学研究室の細岡哲也准教授らの研究グループは、糖尿病による心臓病(糖尿病性心筋症)の発症にアミノ酸の代謝が関与していることを明らかにしました。

2025年04月21日
変形性関節症の遺伝子座を962カ所発見(共同プレスリリース)
理化学研究所(理研)生命医科学研究センターゲノム解析応用研究チームの寺尾知可史チームディレクター(静岡県立総合病院臨床研究部免疫研究部長、静岡県立大学薬学部ゲノム病態解析分野特任教授)らの共同研究グループは、変形性関節症のゲノム解析のための国際コンソーシアム(GOコンソーシアム[1])に参画し、アジア人(主に日本人)の解析を行い、変形性関節症の原因となる可能性が高い700の遺伝子の特定に貢献しました。

2025年04月07日
静岡県立大学とベンチャー企業が“おいしさ”を設計するフードペアリングAIを共同開発
静岡県立大学食品化学研究室とそのベンチャー企業 合同会社DigSenseは、人の経験や感覚に頼ってきた食品開発に革新をもたらす新技術として、食材の風味相性を数値化できるAIプログラム「F-index Pairing」を開発しました。

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